最近、雑貨店にはおしゃれで可愛らしいリース風のしめ縄飾りが豊富に揃っていて、思わず手に取りたくなりますよね。
ただ、玄関のドアにしめ縄を飾ろうとすると、取り付ける場所がないと困ってしまうことも多いでしょう。
そんなとき、ドアが磁石でくっつく素材であればマグネットフックが便利ですし、磁石が使えない場合でも、ドアハンガーを利用することでしっかりと固定することが可能です。
今回は、お正月飾りのしめ縄の取り付け方法、設置場所の工夫、さらには風水や処分のポイントについても詳しくご紹介します。
この記事を読めば、お正月飾りのマナーも完璧にマスターできますよ。
しめ縄の玄関への付け方
玄関に飾る正月飾りのしめ縄は、ドアの外側、真ん中あたりに設置するのが一般的です。
とはいえ、「うちのドアにはそんな便利なフックがあるだろうか?」と少し不安になりますよね。
玄関のドアは住宅によって素材や形状がさまざまで、磁石が使えるドアもあれば、ガラスや引き戸タイプのドアもあり、取り付け方法が一律ではないのが悩ましいところです。
加えて、賃貸の場合は玄関ドアを傷つけないようにしたいものです。
そこで今回は、ドアを傷めることなく、簡単に取り付けられる便利なフックを2種類ご紹介します♪
マグネットフックを使ってみる
ドアの外側に磁石がくっつく場合は、マグネットフックを活用するのがおすすめです。
マグネットなら、取り付けが簡単で、ドアに傷をつける心配もありません。
まずは冷蔵庫などからマグネットを一つ外して、玄関ドアの外側にしっかりつくか試してみましょう♪
私もさっそく試してみましたが、無事にくっついて一安心。ただ、風が強い日は少し不安なので、もう少し強力なマグネットフックを探してみようと思います。
なお、ドアによっては内側には磁石がつくのに外側にはつかないこともあるため、しっかり確認しておくと安心です。
マグネットフックは100円ショップやホームセンターでも手軽に購入できますよ。
もし残念ながら磁石が使えなかった場合は、次の方法を試してみましょう。
リースフックやドアハンガーを使ってみよう
リースフックやドアハンガーと呼ばれるフックを利用する方法です。これは、ドアの上部に引っ掛けて使えるフックで、装飾を簡単に飾れます。
室内ドアに引っ掛けて帽子やバッグをかけるタイプのハンガーを見かけたことがある方も多いでしょう。それを玄関の外に活用するわけですね!
この方法なら、必要なときだけ使って簡単に取り外せるので、ドアが傷つく心配も少なくなります。また、購入する前にドアの厚みやドアがきちんと閉まるかを確認しておくと安心です。
ドアの材質を気にせず使えるのはありがたいですね。吸盤タイプのように外れる心配もなく、しっかりと固定できます。
これで正月飾りを取り付ける準備は整いました!さあ、玄関ドアに正月飾りを飾って、お正月の雰囲気を楽しみましょう。
正月飾りは玄関のドアの真ん中に飾るべき?
正月飾りをドアの真ん中に取り付けるのが一般的とされています。
ただし、ドアの素材や全体のバランスを考慮し、玄関横の壁に飾っても問題ありません。
昔の日本では、正月飾りは鴨居と呼ばれる玄関の真ん中上部に飾る習慣がありましたが、現代の住まいでは鴨居がない家が増えています。
一般的にはドアの中央に取り付けることが多いものの、絶対に中央でなければいけないわけではありません。引き戸タイプの玄関や、ドアに飾りを付けることで傷がつくのが心配な方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合には、玄関横の壁に飾っても問題ありません。もともと正月飾りは歳神様に「ここが家の入口ですよ」とお知らせするためのものです。
玄関の外に飾りがあれば、神様もおうちの入口が分かるので安心です。私の実家でも、引き戸のため玄関の横壁に飾っていました。ちょうどフックが付いていて便利でしたし、ドアの開け閉めで飾りが落ちる心配も少ないのが良かったです。
床に落ちてしまうと縁起が悪いと感じてしまうので、壁に取り付けるのも一つの選択肢です。ドアの中央に飾るおうちでも、壁に取り付けても問題ありません。
実は調べてみると、「玄関ドアにはできるだけ物を置かない方が良い」という話も見つけましたので、さらに詳しく調べてみました!
正月飾りを玄関の真ん中に飾るのは風水的にはどう?
風水が気になる方は、玄関ドアの正面に正月飾りを飾るのは控えたほうが良いとされています。
飾る際には、玄関の脇の壁などを利用するのも一つの方法です。
また、風水ではドライフラワーや造花も避けるべきとされているため、飾りの素材にも気をつけると良いでしょう。
玄関は気が流れる場所とされているため、風水的には飾り物を置かないのが理想とされていますが、私は「気になる方は気を付けてね」という程度で良いと考えています。
風水はもともと中国の思想で、日本の正月飾りとは文化的に異なるものですし、欧米ではクリスマスリースを玄関に飾るのも一般的です。
玄関の中央に飾ったからといって、極端に悪いことが起きるとは考えにくいですが、「やっぱり気になる」という方は玄関脇に飾ると安心でしょう。
さて、いよいよ正月飾りを購入して飾ろうかなと思った時に、飾る期間や処分方法も気になりますよね。
正月飾りを飾る期間と処分方法について
最後に、正月飾りの飾る期間と適切な処分方法を確認しておきましょう。
正月飾りは、12月26日から30日までの間に飾るのが一般的です。
飾る期間は、関東では1月7日まで、関西では1月15日までとされていますので、それぞれの日に取り外しましょう。
取り外した正月飾りは、神社に持参してお焚き上げをしてもらうのが伝統的な処分方法です。
ちょうどクリスマスが12月25日に終わるため、クリスマスリースを片付けた後に正月飾りを飾るとスムーズですね。
お正月が終わったら飾りを取り外して大丈夫です。処分についても地域ごとにお焚き上げが行われることが多いので、お近くの神社を確認してみましょう。
最近では、年中お焚き上げを行っている神社も増えているので、都合に合わせて利用できるのも便利です。
もし神社に持っていくのを忘れてしまった場合、燃えるゴミとして処分することもできますが、その際は白い紙に包み、塩をかけてから処分することで気持ちよく片付ける方もいます。
昔ながらの慣習を大切にしつつ、ご自身のライフスタイルに合わせて、気持ちよく正月飾りを楽しんでみてくださいね♪
まとめ
玄関のお正月飾りについて調べると、さまざまなマナーやルールがあることがわかりました。
期間が決まっていると「準備がしやすいな」と感じますが、実際にはあまり気にせず飾っている方も多いのではないでしょうか。
お正月飾りをインテリアの一部として楽しむ方は、毎年同じものを使っても良いと思います。飾るのは2週間ほどなので、無理なく楽しめるのが一番です。
大切なのは、新年を気持ちよく迎えられること。お気に入りのお正月飾りを玄関に飾って、明るい一年をスタートさせましょう。