シュレッダーサービスはコンビニにある?個人ができる代替案を紹介

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個人情報を含む重要な書類をどのように処理するかは、誰もが一度は考える問題です。

例えば、水道光熱費の明細や過去の挨拶状など、自宅で不要になった書類は、安易にゴミ箱に捨てるわけにはいきません。

手で小さく裂く方法もありますが、量が多い場合や書類が厚い場合は、かなりの手間がかかります。

多くの世帯では、シュレッダーを持っていないことも珍しくありません。

そんな時、手軽に利用できる書類破棄サービスがあれば便利ですよね。

特に、コンビニエンスストアなどで気軽にできたら助かります。

以前はエコを意識したナチュラルローソンで、書類の収集サービスが行われていました。

ですが、残念ながらこのサービスは現在は終了しています。

この記事では、

  • コンビニでの書類破棄サービスの有無、
  • 書類破棄専門業者の利用方法、
  • その他個人ができるの書類処理方法

について詳しく解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

コンビニのシュレッダーサービスとリサイクル

シュレッダーサービス コンビニ

ナチュラルローソンとデルエフ株式会社は、かつて「個人情報書類回収ボックス」という革新的なサービスを提供していました。

このサービスでは、店舗に設置された専用ボックスに書類を投入するだけで、書類が安全に処理されるシステムを採用していました。

集められた書類は、デルエフの施設で適切に処理され、製紙業者によってリサイクルされトイレットペーパーやその他製品へと再生されていたため、環境保護にも大きく貢献していました。

しかし、この価値あるサービスは令和5年6月に終了しました。

終了の具体的な理由は明らかにされていませんが、その終了は多くの人々に惜しまれています。

さまざまな書類破棄サービス

プライバシー保護の意識が高まる中、多様な書類破棄オプションが提供されています。
ここで、信頼性が高いと評価されるいくつかの書類破棄サービスを紹介しましょう。

  • 全日本機密文書裁断協会:機密書類処分サービス
  • 日本郵便:紙リサイクル書類溶解サービス
  • ヤマト運輸:機密文書リサイクルサービス

これらのサービスは、それぞれ特定のニーズに応じた書類処理を可能にします。

全日本機密文書裁断協会:機密書類処分サービス

全日本機密文書裁断協会(パピルスネットワーク)は、情報の漏えい防止と資源の再利用を目指して設立された組織です。

この団体には、全国の文書裁断業者が参加しており、その公式ウェブサイトを通じて加盟業者を検索し、直接問い合わせやサービスの依頼が行えます。

提供している主なサービスには、出張での裁断、施設への持ち込みによる裁断、文書の引き取りによる裁断の三つの方法があります。

出張裁断サービスでは、大型シュレッダー装備車が訪れ、その場で文書を処理します。

持ち込み裁断では、顧客自らが文書を施設に持ち込み、そこで裁断を行います。

引き取り裁断では、集められた文書を専門施設で処理します。

日本郵便:紙リサイクル書類溶解サービス

日本郵便が提供するこのユニークなサービスは、通常のシュレッダー処理とは異なり、文書を溶解して完全に消去することが特徴です。

サービス利用の手順として、専用のキットを注文し、届いたキットに書類を封入します。

この封入キットには1年間の使用期限が設定されており、期限内に満杯になったキットを郵便局に持参すると、直接溶解工場に送られ処理されます。

溶解工場到着後は、即時(溶解工場が休日の場合は翌営業日)に専用箱丸ごと完全に溶解するので、情報漏えいの心配がありません。

現在、このサービスは東京都内の選ばれた数箇所の郵便局でのみ実施されており、まだ実験的な段階です。

ヤマト運輸:機密文書リサイクルサービス

ヤマト運輸によるサービスでは、ECO Boxと呼ばれる専用ボックスをオンラインで購入し、文書をボックスに詰めて準備します。

利用者はこのボックスを集荷してもらうか、自ら最寄りの営業所に持ち込むことができます。

その後、ボックスは未開封のまま処理され、処理完了の証明として証明書が発行されます。

このサービスは個人だけでなく、企業向けのオプションも提供しています。

シュレッダーを使用しない書類の安全な廃棄方法

シュレッダーを使わずに書類を安全に処分する方法をいくつかご提案します。

  • 油性マーカーで塗りつぶす
  • 情報隠蔽専用のスタンプの使用
  • シュレッダー専用設計のハサミの使用

まず、個人情報が書かれた部分を油性マーカーで完全に覆う方法です。これは、簡単で効率的に個人情報を見えなくする方法として推奨されます。

また、情報隠蔽専用のスタンプツール、たとえば文具メーカーPLUSの「ケシポン」を利用する方法もあります。このツールを使えば、スタンプを押すだけで情報部分を覆い隠し、読み取り不能にすることができます。

さらに、文書を手で小さく裂いて封筒に入れ、その後ごみ箱に捨てる方法も、情報の視認性を減少させ、漏洩リスクを軽減します。

もし手で裂くのが難しい場合は、専用設計のハサミを使用して文書を細かく切り刻むことも効果的な対策です。

まとめ

自宅で書類を廃棄する際には、個人情報の漏洩を防ぐために適切な対策を講じることが重要です。一番安全な方法はシュレッダーの使用ですが、全ての家庭にシュレッダーがあるわけではありません。

そのため、コンビニでの書類回収サービスを利用するのも一つの手です。特にナチュラルローソンでは、このようなサービスが存在しました。

ですが、現在は終了しており、他のコンビニエンスストアでの実施は、2024年8月現在、確認されていません。

書類の量が多くなると、専門業者の利用が最適です。郵便局やヤマト運輸など、多くのサービスプロバイダがさまざまなオプションを提供しているので利用を検討してみてください。

また、自治体の燃えるごみ処理の際には、個人情報が記載された部分を油性ペンで塗りつぶしたり、ハサミで細かく切り刻んでから廃棄することが推奨されます。

これにより、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。

 

 

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